ネコ

We aim to be cat friendly clinic.
当院はキャットフレンドリークリニックを目指しています。

猫に優しい空間と診察

 

猫を飼う方がとても増えてきました。病気になった時に病院に連れていくのはもちろんですが、病気になる前に健康診断や予防などをするという意識が高まっています。キャットフレンドリークリニックを目指すふくしま動物病院では、猫ちゃんにストレスをかけずに処置や検診を行なえるよう様々な試みと工夫をしています。気になることがあれば、いつでもご相談ください。

 

キャットフレンドリークリニックを目指して

猫専用診察時間

Consultation time for cats-only.

猫の専用診察時間があります。

火曜日の15:45から16:30までは猫専用の診察時間になります。犬の吠え声が苦手で病院に来る事が怖くなってしまうという猫への配慮をしています。 ストレスがかかると処置や検査ができなくなるデリケートな猫が安心して来院できる診療時間帯になっています。
オンライン予約の「猫専用の時間枠」から診察予約が取れます。
WEB予約サイトへ

猫専用の入院・ホテル室

Dedicated hospital room for cats.

猫専用の入院・ホテル室があります。

犬の入院・ホテル室とは別のお部屋になりますので、犬の吠え声などが聞こえずに安心して過ごせる空間となっています。 上下運動が好きな猫のために中型犬クラスの大きめなケージも用意していますので、ストレスを最小限に、快適な空間で過ごすことができます。 

猫用フェロモン製剤

Pheromone preparations for cats.

猫が待合室で少しでもリラックスできるように。

診療時間中は、猫用フェロモン製剤「フェリウェイ」(ビルバックジャパン)を使用しています。院内でも販売もしています。

猫専用血圧計

Sphygmomanometer for cats.

猫専用の血圧計があります。

猫は音に敏感なので、通常の血圧計は測定音に怖がってしまいます。測定音の少ない血圧計を用いる事で、診察台の上で腎臓病や心臓病などの猫にストレスをかけずに血圧測定ができます。

猫の書籍・雑誌連載

Cat publishing books and magazine series.

雑誌連載 Magazine series.

ねことも「にゃんこお助け相談室」(現在連載中・院内で最新号やバックナンバーを閲覧できます)

  • 2009年5月に創刊された雑誌「ねことも」(現在は隔月発刊でWEB配信もあります)
  • 創刊号から福島先生の「にゃんこお助け相談室」で、猫の病気や飼い方をはじめトラブルなどについてわかりやすく解説しています。
  • 2019年10月号までの漫画家すがわらめぐみ先生の「ねこの診療所」に代わり2020年4月号からは漫画家ただまさひろ先生の「しまちゃんがやってきました」の監修もしています。 

猫の書籍 Cat publishing book.

「猫の診療所」(院内でも販売しています)

  • 2014年に書籍扱いコミックスとして発売。
  • 雑誌ねこともに連載された「ねこの診療所」の漫画をコンテンツ毎に編集した保存版の一冊です。猫の飼い方から病気まで様々なテーマを漫画でわかりやすく理解する事ができます。
  • 難しい病気の事を漫画でわかりやすく解説しています。

雑誌連載 Magazine series.

ねこかん「にゃんこお悩み相談室」

  • 2006年9月~2009年3月まで(全16冊)発刊の雑誌ねこかんはでは、福島先生の「にゃんこお悩み相談室」で猫の病気や飼い方などの様々な質問に回答。
  • 漫画家の佐々木史先生やうさQ先生による漫画「猫の診療所」では猫の病気をわかりやすく理解できるように監修しています。

猫の臨床教育

Clinical education in cats.

ビジョナリーアーツ動物専門学校(東京都渋谷区)キャットマスター科での教育 Educational at cat master department of animal college.

ビジョナリーアーツ動物専門学校にはキャットマスター科という猫に特化したクラスがあります。

2016年から非常勤講師としてキャットマスター科で動物看護学を教え始めました。 キャットマスター科の生徒には、犬とは異なる猫に対する接し方あるいは、犬とは異なる病気をはじめ、看護学や保定法を丁寧に教えています。

例えば、猫の保定は扱いも採血方法も犬と異なります。猫は診察室や待合室で床には置いてはいけない理由や、血液学では猫の血小板は犬と異なり検査機器では正確な値が出にくい事、猫の軽度の心雑音は心臓病でなくても聴こえる場合がある事など、犬とは違う事を比較しながら猫への知識を深めてもらっています。

将来、猫の気持ちを理解でき、猫のケアや臨床に自信を持って携われる人材を育成しています。


動物看護師の教育を手伝ってくれる猫が病院にいます There is an educational cat in our hospital.

動物看護師は学生時代に保定を勉強しますが、実際に猫と触れる時間は限りなく少ないのが実情です。そのためインターンという形で猫の保定を学びます。当院には猫がいますので、インターン生はこの猫で練習をしてから、実際に来院する猫の保定の経験をしてもらっています。ビジョナリーアーツ動物専門学校をはじめ、様々な大学や専門学校からのインターン生を積極的に受け入れて臨床現場で貴重な経験をさせて猫の看護教育を行っております。

プロフェッショナルな猫のハンドリングを目標に We are targeting professsional cat handling.


様々な性格の猫がいるため猫のハンドリング(保定)はとても難しいです。猫の気持ちを理解した上で、暴れて処置のできないような猫でも検査や処置ができるように最大限の対応をしていきます。エリザベスカラーはもちろん、タオルや洗濯ネットを用いて猫のストレスを回避し落ち着かせる工夫をしていますので、安心して来院してください。猫を洗濯ネットに入れてからキャリーで来院していただけると、処置がかなりスムーズにいきますので、猫の来院に不安を持っている方は電話で事前にご相談ください。

3種混合ワクチン接種

ワクチンは3年に1度の接種で十分という報告もありますが、ワクチンの抗体価が減少する前に再度接種をしたいという方も多いので、年に1度の接種を推奨しています。

当院では3種混合ワクチンの接種をしています。

ワクチンは生後6週から接種できますが、初年度はワクチンの抗体価が上がりにくいので3回程度の接種をお勧めします。

ノミ・ダニ駆虫薬

お外に出るネコちゃんや子猫は、ノミやダニが寄生してしまうことが多いです。体や耳を痒がっていたら要注意です。

当院ではノミだけではなく、ダニにも効く2種類のスポットタイプの駆虫薬を用意しておりますので、月に1度の予防をしましょう。

ネコちゃんの健康診断

歳をとると、慢性腎臓病、甲状腺機能亢進症、心筋症など、ネコちゃんに出やすい病気がいくつかあります。 若い時に健康であっても、いつの間にか病気になっていたという事も多いです。

逆に、歳なのに「うちの子は食欲旺盛で、ぜんぜん元気です」という方は要注意。 10歳を過ぎると甲状腺機能亢進症というネコちゃんに多い病気があります。 代謝亢進の為に症状が食欲旺盛になるので、そのままにしておくと様々な臓器に負担がかかりますが、発見できるとお薬で対処ができて寿命が長くなります。

血液検査プラン  ○CBC検査 ○血液化学検査
にゃんドック
(予約制半日お預かり)
○血液検査プラン ○ホルモン検査 ○一般検査 (便・尿をお持ちください) ○超音波エコー検査 ○レントゲン検査 ○血圧測定

※にゃんドックでは、年齢に応じて必要とされるオプション検査を選択できるようしています。

  • 腎臓病の早期発見につながるSDMA(対称性ジメチルアルギニン)
  • 心臓病のバイオマーカーであるproBNP検査
  • 甲状腺機能亢進症のホルモン値T4チェック

などが選べるように設定しております。受付で動物看護師が説明致します。

ネコちゃんは年齢によって発症する病気が様々です。そのため年齢に合わせた健康診断を行なっております。さらに、春、秋と2シーズンに渡ってリーズナブルな健康診断も行っています。ご相談やご予約は診療時間内にお電話でお願いします。

1歳の健康診断

様々な猫種による先天的な心臓疾患をチェックしましょう。

当院では猫の心臓病に早期発見のためにproBNPという検査キッドを用意しております。初めての健康診断でチェックしてみましょう。

かかりやすい猫種: ラグドール・ノルウェージャンフォレスト・スコッティッシュフォールド・ブリティッシュショートヘアー・メインクーン・ペルシャ・アメリカンショートヘアーなど

3歳からの健康診断

猫ちゃんに多い腎臓病。早い子だと3歳ごろから発症する事があります。腎臓病の指標にはBUN(尿素窒素)やCre(クレアチニン)の数値が一般的でしたが、近年はSDMA(外注)という検査で早期発見ができるようになりました。追加検査を含めて、「早期腎臓病発見セット」などもあるので、年齢に合わせて追加検査してみましょう。

10歳からの健康診断

「にゃんドック」では、10歳を超えると発症率が上がる甲状腺機能亢進症のT4ホルモン検査を選べるようになっております。院内で甲状腺ホルモンが測定できるようなりましたので、甲状腺機能亢進症の場合には、内服で寿命を長くしてあげることができます。

年齢に応じて様々な猫ちゃんの健康診断プランをご用意しております。年に1度の健康診断で早期発見をしてあげることで寿命が長くなります。

院内の掲示板にドックの様子がありますので来院の際にご覧ください。

ネコちゃんの春と秋のおすすめ健康診断

春の健康診断

血液化学検査を気軽にできるようにリーズナブルな金額に設定しています。
(期間:3月から5月末日まで)

秋の健康診断

春の健康診断の血液検査にレントゲンが加わります。血液検査とレントゲンを含めてリーズナブルな値段設定にしていますので、ご利用ください。
(期間:9月から11月末まで)

来院時の注意点

ネコちゃんは、驚いて外に飛び出してしまうおそれがありますので、必ずキャリーに入れて来院して下さい。シャイなネコちゃんは、洗濯ネットに入れてからキャリーで来院していただくと、診察がスムーズに行えます。

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